患者さん・ご家族・医療関係者のみなさまへ
もっと知ろう「緩和ケア」 コラム:緩和ケアの歴史とミニ用語集
ターミナルケア
Terminal care
1950年代にアメリカやイギリスで提唱された考え方で、人が死に向かう終末期の過程を理解し、医療のみでなく人間的に過ごすことの重要性が説かれた。
ホスピスケア
Hospice care
1970年代にイギリスで始まったホスピスでの実践を踏まえて提唱された考え方で、死に向かう人への全人的アプローチの必要性が説かれた。
緩和ケア
Palliative care
1980年代にカナダで提唱された考え方で、ホスピスケアの考え方を受け継ぎ、国や社会の違いを超えて人が死に向かう過程に焦点をあて、積極的なケアの必要性が説かれた。
後にWHOがその概念を定式化した。
緩和医療学
Palliative Medicine
1980年代から緩和ケアを支える学問領域としてイギリスで発展したもので、緩和ケアを学問的に裏づける専門領域のひとつとして確立している。
支持療法
Supportive care
1980年代にアメリカやヨーロッパで発展した考え方で、治療に伴う副作用の軽減や、リハビリテーションなど、抗がん剤治療とは異なる様々な治療を指しており、緩和ケアと共通点を有している。

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